次世代P2P(Peer to Peer ピアツーピア)無線ネットワークの製品開発を手がける
株式会社スカイリー・ネットワークス(本社:東京都港区 代表取締役:梅田英和)は、このたび、DECENTRA(無線P2P通信ミドルウェア)のバージョン2.2をリリース、同時にVoIP(Voice
Over IP)によるマルチホップ音声通話をサポートしました.
DECENTRAによって、無線LANを搭載した携帯情報端末が互いにメッシュ型ネットワークを構成できるようになり、さらに今回のバージョンアップで、最大8-10ホップ程度での音声通話が可能になりました. 通話ソフトウェアにオープンソースソフトウェアのOpenH323を利用し、ソフトウェア自体がピアツーピアで動作するため発呼や通話セッションを管理するサーバが必要ありません.
8ホップでの平均遅延時間は約70m secと実用的な範囲に押さえられています. 無線LANのMACレイヤやアンテナ技術のチューニングを行わず、ソフトウェアでのアドホックネットワークで8ホップの音声通話を実現した例は非常に珍しいと言えます.
スカイリー・ネットワークスでは、すでにDECENTRA Ver2.2と8ホップまでの音声通話アプリケーションを独立行政法人
通信総合研究所に納品しており、今後はスカイリーの主力製品として、大規模被災地、地下災害現場での防災無線のバックアップ、イベント会場での利用などとして、通話システムの開発・販売を進めてまいります。 またVoIP事業を展開する既存事業者に対しても、マルチホップ通話を可能にするDECENTRAの経路制御技術を積極的にライセンス提供して参ります.
なお、10/7からのCEATECに出展致しますので、ご来場の程、どうぞよろしく御願い申し上げます.
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