<別紙2>
2. 慶應義塾大学 稲蔭正彦研究室、村井純研究室: 『peer
to peer型コミュニケーションモデルに関する実証実験』
慶應義塾大学稲蔭正彦研究室、村井純研究室では、周囲の端末が、無線によるアドホックコミュニケーションを通じて周辺の情報を交換し合うことで、自律・分散・協調的に構築される情報配信システム、「Content
Cruising System(CCS)」を構築し、その上で"愛・MATE"の無線LANを活用した、4つの実験を行います。
2-1. 『野菜交換ゲーム』:
大きな災害の被災地など、ネットワークのインフラストラクチャが破壊された状況でも自律分散的に電子的なワット券
(負債の表現形) を発券し、地域での経済活動を維持するために、携帯端末でのアドホックな通信の上でワットシステムの取引を成立させることができるか検証する実験です。
実験実施日:7月11日(月) 16:00〜
場所:愛・地球広場
『野菜交換ゲーム』
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| (1) それぞれのチーム(A〜E)は野菜を5個づつ持つ |
(2) AとBが出会い、Aがチケットを発行しBに渡す。BはAに「ほうれん草」を一つ渡す |
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(3) Aは「ほうれん草」を受け取る
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野菜の組合せができたためAはポイント獲得
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BはAが発行した「A Ticket」を受け取りそれに署名をする。 |
(4) (2)(3)を繰り返していく。「A Ticket」がチームを巡り発行者のAに戻ってくると清算が起こる。
「A Ticket」に署名したすべてのチームに、参加人数と取引をした長さに応じて、その券に関与した全員にポイントが加算される。
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2-2. 『OTOTONARI』:
現実空間において,同じ場所に存在する見知らぬヒト同士がその場に居合わせる意味をネットワークの可視化、協調作業によるサウンドの生成・加工・保存というアプローチを通じて提示することで新たなコミュニケーション方法を表現したいと思います。実験会場内を実験者が自由に歩き回り、自分がいる場所、端末の持ち方、一緒に行動する人、近くにいる人の違いにより、"愛・MATE"から流れるサウンドが変化するかどうかを実証していきます。
実験実施日:7月8日(金)16:00〜
場所:愛・地球広場
『OTOTONARI』

(1) 愛・MATEブルーを持つ
(2) 被験者は、会場の決められた範囲内で30分間自由に行動する
(3) 他者との関係によりその都度サウンドが変化する
(4) サウンドの変化を楽しむ
(5) アンケート記入
2-3. 『モリゾー、キッコロを探せ!』:
「Content Cruising System」では広域のネットワークインフラや特定のサーバへの依存を前提としていないため、情報を媒介する人やモノの移動特性を利用することによる新しい形のロケーションベースサービスを提供することが可能となると考えています。この実験では、被験者が実験会場内を自由に歩き回り、"愛・MATE"のカメラで撮影した画像を交互に交換し合いながら画像を特定の場所に運搬・停留させることで、実空間上に仮想型の写真館を作りあげていく実験を行います。
実験実施日:7月10日(日)12:00〜
場所:愛・地球広場
『モリゾー、キッコロを探せ!』

(1) 実験者(100人想定)は、「愛・MATEオレンジ」端末とGPS付きの「愛・MATEブルー」端末の二つをもつ。
メンバーの様子(現在位置や各種イベントの記録)は「愛・MATEオレンジ」端末に搭載されたCDMA 1x
WIN網経由で実施本部へ転送される。
(2) メンバーは「愛・MATEブルー」端末に搭載されているカメラで、任意の場所を撮影する。
(3) 撮影された画像はアドホックネットワークおよびCCSによって、撮影場所近辺にいる他のメンバーと交換される。
(4) 次にその撮影場所を訪れたメンバーは、その場所で以前撮影された他のメンバーの写真を閲覧することができる。
(5) これにより、何もない空間上にあたかも仮想的な写真館があるような体験ができる。
2-4. 『デリバリー写ラウンド〜デリ写ら〜』:
本実験では、「未来の乗り物は人やモノだけでなく情報も運搬する」というコンセプトの下、愛知万博会場における交通手段である自転車タクシーの協力を頂き、会場内を周回する自転車タクシーに搭載したCCS機能を有する"愛・MATE"端末に情報を付帯・運搬させることによって、遠隔地にいるもの同士が情報を交換し合う実験を行ないます。
実験実施日:7月11日(月)16:00〜
場所:グローバルループ
『デリバリー写ラウンド〜デリ写ら〜』

(1) ユーザーは愛・MATEオレンジと愛・MATEブルーを持って4つの駅に待機する。
(2) ユーザーは遠隔の駅にいる他のユーザーに送りたい写真を愛・MATEのカメラで撮影し、近くのタクシーに送信する。
(3) タクシーの移動に伴い、撮影された写真が運ばれる。タクシーが駅に近づく度に、各駅に設置された端末とタクシーに搭載された端末の間でデータの交換が行なわれる。
(4) 各駅に設置された端末は情報キオスクの役割を果たし、ユーザーは各駅に近づく事で遠隔地にいる他のユーザーと情報交換する事が出来る。
(5) 実施本部では、会場内における人・モノ・情報の移動状況をリアルタイムに俯瞰するシステムを構築する予定。
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