#author("2023-12-17T11:14:46+09:00","default:editor","editor") #author("2023-12-17T11:15:29+09:00","default:editor","editor") #contents *SK Stationとは [#f04a44ab] SK StationはLPWA通信をサポートしたIoT専用ベースステーション(基地局)です。 SK Stationには4つの無線インターフェイスが用意されており、各インターフェイスにはIEEE 802.15.4k, IEEE 802.15.4g、LoRa™、UNB (Ultra Narrow Band)、プロプライエタリなどに対応した無線ユニットが搭載可能です。 この機能を利用して、例えば2つの無線インターフェイスにLoRa™対応無線ユニット、残り2つにIEEE 802.15.4g対応無線ユニットを搭載すれば、LoRa™とIEEE 802.15.4gが同時に収容可能なベースステーションを構成できます。無線インターフェイスはモジュラ構造になっており、後から増設・交換ができます。 *SK Stationの特徴 [#x1c8ab73] **モジュラ構造による柔軟性 [#d5532c87] 無線部を差し替えることによってステーションがサポートする物理層を自由に変更できます。 **極めて多数の子機を収容可能 [#x8c68370] 1ステーションあたり最大6,400台の子機を収容できる能力があります。認証・アプリケーションサーバといった外部設備を必要としませんので、SK Station単体で簡単にLPWANの自営通信網を構築できます。 **「SKWAN」を標準搭載 [#j5dd28f2] SKWANプロトコルにより、すべての子機が時分割多元接続(TDMA)方式で動作します。多数の子機を収容しても通信衝突や隠れ端末が発生せず、安定した通信が確保できます。 **自然なスケーラビリティ [#iac90dbd] 一般的なIoTアプリケーション開発では、事前に接続台数を想定した上で、それに合わせて送信頻度やデータ容量を調整する必要がありました。SK Stationではエンドデバイスはステーションが指定したタイムスロットに自動的に追随し頻度を調整するため、接続台数が変化してもエンドデバイス側を作り直したり再調整する必要は全くありません。一度の開発で接続台数10台から1000台まで自動的にスケールする仕組みを提供いたします。 *「SK Station for 4LR」仕様 [#z4ebe00a] SK Stationの標準構成品とて、4つのLoRa対応無線ユニットを搭載した「SK Station for 4LR」をご提供しております。 |項目|内容|h | CPU|Texas Instruments Sitara AM3359 1GHz| | メモリ|512MB DDR3 RAM, 4GB eMMC On-Board Flash| | OS|Debian Linux| | ユーザ、Rootアカウント提供|SSHログイン、パッケージの追加・変更可能| | 無線方式|LoRa™| | 子機収容台数|最大6,400台| | 無線周波数|920.6MHz~923.4Mhz| | インターフェイス|無線インターフェイス(LoRa™)×4、USB2.0×1、Ethernet× 1| | アンテナ|KHD-M30 (3dBi)×4| | 動作条件|0-50℃| | 電源|5V/2A| | 外形寸法|150mm(W)×100mm(D)×30mm(H)(アンテナ、突起部分を含まず)| *SK Station外観 [#of4f5975] &ref(skstation.release4.jpg,nolink,skstation); *SK Station Manager [#h3b2910b] SK Stationにはデバイス管理ツール「[[SK Station Manager>https://www.skyley.com/wiki/?SKStationManager]]」が標準装備されています。ウェブブラウザから、ステーションの各種設定、子機の接続管理、受信データの保存、下りデータの送信指示等、LPWAN運用に必要な制御がSK Station単体で行えます。そのため、必ずしも本機器をインターネットやクラウドサービスへ接続する必要はありません。 *EDスキャナ [#k0d70025] 電波環境をモニタリングできる「EDスキャナ」がオプションで利用できるようになりました。920Mhz帯各チャンネルのシグナルレベルがヒートマップで表示され、電波の混雑状況が直感的に把握できます。 今後LPWAが増えてくるとチャンネル選択が非常に重要になってきますので、SK Station基地局の使用チャンネルを決定する際のツールとして積極的にお使いください。 今後LPWAが増えてくるとチャンネル選択が非常に重要になってきますので、SK Station基地局の使用チャンネルを決定する際のツールとして積極的にお使いください。 &ref(station_scanner.jpg,nolink,scanner); 注) EDスキャナを利用するには、SK Stationに専用の無線ユニットを搭載する必要があります。そのため、EDスキャナオプション利用時には、最大収容台数が3/4に減少いたします。 *エンドデバイスモジュール [#hc7b3057] SK Stationに対応したエンドデバイス向け無線モジュールをご用意しております。また通信プロトコル「SKWAN」を移植することでお客様独自のエンドデバイス無線モジュールを開発することも可能です。 **LoRa対応エンドデバイス [#v307f556] &ref(sk920lr.jpg,nolink,920lr); **諸元 [#zc03588e] |項目|内容|h |通信プロトコル|SKWAN| |ホストインターフェイス|UART (115.2kbps)| |制御方法|SKWANコマンド| |物理層(変調方式)|LoRa™| |バンド幅|125KHz| |SF|10| |無線周波数|920.6MHz~923.4Mhz| |付属アンテナ|KHD-M30 (3dBi)| **IEEE 802.15.4g対応エンドデバイス [#d9b56c6c] &ref(SK920G.jpg,nolink,920g,50%); **諸元 [#j8c32045] |項目|内容|h |通信プロトコル|SKWAN| |ホストインターフェイス|UART (115.2kbps)| |制御方法|SKWANコマンド| |物理層(変調方式)|IEEE 802.15.4g| |バンド幅|400 KHz| |データレート|100 kbps| |無線周波数|922.5MHz~927.9Mhz| |付属アンテナ|KHD-M30 (3dBi)| *SK Stationの使い方チュートリアル [#bf8bf2d7] SK Stationと子機デバイスを使って、センサネットワークを手軽に実現する方法の一例をご紹介しています。詳しくは下記Wikiをご参照ください。 [[「LoRaやってみた」>https://www.skyley.com/wiki/?LoRa%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%282%29]] *活用例のご紹介 [#r19bff28] ハウステンボスの「スマートゴミ箱」 ゴミの溜まり具合の無線伝送部にSK StationとSKWANを利用して頂いております。 *活用例のご紹介 ~ハウステンボスの「スマートゴミ箱」~ [#r19bff28] ゴミの溜まり具合の伝送手段ににSK StationとSKWANを利用して頂いております。 [[ゴミの量をIoTで見える化、GMOクラウド・ハウステンボス・ハピロボの3社、「スマートゴミ箱」の実証実験を開始 >https://iotnews.jp/smart-city/78442/]]