2周波対応ワイヤレス開発ボード「SK7023_DRF」を発表

2022.05.26  Press Release

一見するとRFが2個乗ってるだけで何が嬉しいの、と思えますが、よく検討してみるとそこには実に様々な応用の可能性があることに気づきます。

まずメッシュネットワークにおいては、ネットワークを維持する制御メッセージとデータ送受信のチャンネルが同一であることで発生するパケットロス。経路変化への追随性を高めようとするほど、肝心のデータ通信への影響が増えてしまうというジレンマ。隠れ端末によるスループットの劣化。無線モジュールを2周波にすることで、そういったメッシュネットワーク分野のレガシーな問題が完全に回避できてしまいます。

他にも、チャンネルボンディングによる高速伝送、全二重通信、チャンネルスキャンによる電波環境把握とデータ送受信の並行実行などなど。

「SK7023_DRF」は、これまで無理だと諦めていた用途や、気づかなかった応用を開拓する可能性の器と捉え、長い目で見ていただければれば幸いです。

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